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漂泊の家〜六川の兄妹〜
大事な誰かに対して、大事な言葉を投げかけようとすると、決まってみんなどこかに行ってしまう。ケンはそういう男だった。

岡田ケン。漂泊の人。
家族を失った彼が失望の末に辿りついたユートピア「白波荘」は、儚くも消えてしまった。
再び、彼は帰るべき家を失った。

2007年10月。ケンの生まれ故郷、君塚市「六川ニュータウン」で工事中の作業員が頭蓋骨の一部を発見する。遺留品、他の遺体はなく、司法解剖の結 果、遺体は男性、年齢40歳から50歳、死後15年以上経過と推定。しかし、県警は公訴時効の兼ね合いから立件を見送る。つまり、身元も死因も明らかに ならないまま、その事件は六川ニュータウンに暮らす住人の記憶と、彼らが眺める六川の風景に鈍い影を残した
…そうなるはずだった。

数ヶ月後、「芦田興信所」と名乗る一団が六川の町に訪れることから事件は再燃する。彼らの目的は、過去に六川に暮らし、福井県福井市で1991年に失踪 したとされる男と、先の身元不明遺体との関連性を調査すること。調査員の呼びかけに対し、興味本位に協力する住人達。しかし、団地の集会場に集められた 彼らに求められたのは、かつて六川ニュータウンに暮らしていた岡田ケンに関する証言だった…。


--ええ。うちらは何も知りません。ただ、びしょびしょのケン君が階段を上っていくのを見てただけなんです。


両親の離婚、存在しない妹、平成3年台風第19号の夜、四川排水路、真夏の河川敷、秘密結社「八月の方舟」。
数々の証言から立体化してゆく青年ケンと、 六川ニュータウン。
バブル崩壊以降の喪失感と孤独感に苛む現代人をモチーフに、「家=帰る場所」を生涯追い求めるケンの半生記「漂泊の家」第2話は、ケンが青年期を暮らし た町を住人達が生き生きと語る、烏丸ストロークロックの新境地。


--この町できたときは、ワシらも、自慢ちゅうかなんちゅうかまぁ、自慢ですな。そうやな、自慢できる町やったんですけどね。
テレビで言うように死んだ町ですわ。

■会場
アトリエ劇研
〒606-0856 京都市左京区下鴨塚本町1
 TEL 075-791-1966
 E-MAIL info@gekken.net
 URL http://www.gekken.net/

■日時
2008年7月
4日(金) 14:00★/19:00
5日(土) 14:00(◎終演後アフタートーク有)/19:00
6日(日) 14:00/19:00
7日(月) 19:00
*受付開始・整理券発行は開演の1時間前、開場は開演の30分前

■料金 >>チケット発売日→6/1(日)
◯[一般] 前売/2500円、当日/2800円
 [学生] 前売・当日共/2000円(要学生証)
 [★の日限定・前売りのみ・一般/学生共] 1800円
 <日時指定・自由席・先着順整理番号配布>
◯[特別鑑賞券] 2000円
 <日時指定・自由席・先着順整理番号配布>
 *劇団のみ取り扱い
 *特別鑑賞券→各ステージ、先着10名様
 (定員に達した時点で終了させて頂きます。予めご了承ください。)

<チケット取り扱い>
◯烏丸ストロークロック →チケット予約フォーム
 TEL 090-3612-4819(制作)
 E-MAIL ticket@karasuma69.org
 URL http://www.karasuma69.org
◯アトリエ劇研
 TEL 075-791-1966(予約受付のみ/10時~18時 *火曜日を除く)
 E-MAIL info@gekken.net
◯京都芸術センター
 TEL/075-213-1000(窓口販売のみ/10時~20時) 

■作・演出
柳沼昭徳

■出演
阪本麻紀 片山奈津子
犬飼勝哉 岩澤侑生子 内田和成(e-dance) 梶川貴弘(nono&lili.)
小山健一 鈴木正悟(欄干スタイル) 中嶋康喜(劇研シニア劇団) 廣瀬信輔
安田一平(ニットキャップシアター) Yammy

■スタッフ
舞台監督/清水忠文
照明/魚森理恵<GEKKEN staff room>
音響/狩場直史<KTカムパニー>
舞台美術/柴田隆弘<(株)LOG>
音楽/中川裕貴、Yammy、阪本麻紀
映像/柳沼昭徳、清水香葉
記録写真/東直子
宣伝美術/大久保篤
制作協力/中村みどり
企画・制作/烏丸ストロークロック